薬害教育の特別授業@直江津中学校


初めての実施

12月8日(水)、直江津中学校の2年生(120人)向けに、薬害についての特別授業をしてきました。

直江津中学校での薬害授業は、今回が初めてです。城北中学校や柏崎第二中学校で授業をした際に担当してくださった齋藤俊夫先生が、今年の春に赴任された直江津中学校でも実施したいということでご尽力下さり、実施の運びとなりました。本当にありがたいことです。

授業の流れ

全体の流れは以下の通りです。

今回お話してくださったのは、久野郁子さん。2人目のお子さんを出産するときに大量出血がありフィブリノゲン製剤を投与されたこと、その後急性症状が出て入院を余儀なくされたこと、肝炎になったことを勤務先に告げた際の心ない一言に深く傷ついたこと、内科の先生に強く勧められてインターフェロン治療を受けたこと、裁判を起こす際の気持ち、家族に対する感謝の気持ちなどを切々とお話されました。

久野さんとは、私が千葉の法律事務所にいた頃からのお付き合いで、裁判を支援してくれる人たちとも一緒にいろいろな取り組みをしてきました。久しぶりにお会いして、久野さんのお話も久しぶりに聞いて、自分のなかにこみあげてくるものがありました。

授業後の懇談

授業終了後、校長室で校長先生や担当の先生方と懇談しました。担当をされた女性の先生が、「自分も出産のとき大量出血があって大変だったから他人事とは思えない」というお話をしてくださいました。校長先生も最初から最後までお話を聞いてくださり、「当事者の方から直接今回のようなお話を聞ける機会はなかなかありませんので、本当に貴重な機会をありがとうございました」とお礼の言葉をいただきました。

報道

*12月10日付追記
『上越タイムス』の12月10日付朝刊に記事が掲載されました。ありがとうございます!

*12月31日付追記

新潟日報の12月29日付朝刊に記事が掲載されました。ありがとうございます!

オファーをお待ちしています

薬害肝炎原告団・弁護団では、薬害の悲劇を繰り返さないために、この薬害教育に取り組んでいます。

これまでに授業を実施した学校の生徒さんや先生方からは、「薬害は思っていたより身近な問題なのだと気づいた」、「薬や薬害についてもっと学びたい」、「被害体験を直接聞けたのはよかった。高等部の生徒にも聞かせたい」などの感想が数多く寄せられています。

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全校生向け、学年単位、クラス単位など、どのような形式でも対応可能です。
興味をお持ちの学校関係者がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

【新潟県内の方】
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