関東の学校で
1月17日(金)、関東の学校(看護学科)で実施された薬害教育の授業に参加してきました。
授業を担当したのは、薬害肝炎弁護団の安藤俊平弁護士と、薬害肝炎原告団の網中早知子さん。網中さんは、2020年と2022年の2回にわたって、春日中学校での授業も担当して下さっています。
2コマいただけたので
薬害教育の授業は、1コマで実施することが多く、その場合には基本的に以下のような流れで実施しています。
今回は、2コマ分の時間をいただけたので、1コマ目は上記のような内容で実施し、2コマ目はグループワークをすることになりました。グループ数が多くなりそうだったので、サポート役がいた方がよいのではないかということで、弁護士3名、原告3名の総勢6名でおじゃますることになりました。
1コマ目
まずは、安藤弁護士から、導入の話。
その後に、網中さんの体験談。今回は、安藤弁護士がインタビューする形で進めました。
2コマ目
2コマ目は、グループワーク。5人ぐらいずつのグループに分かれて、以下の項目について話し合ってもらいました。
- 1コマ目の授業の感想、質問など
- 薬害をなくすために必要なこと
- 薬害をなくすために自分にできること
事前に先生から「KJ法を用いたグループワークには慣れている」とのお話を伺っていましたが、ほんとにその言葉通り。どのグループも話し合いながら、ポストイットにどんどん自分の意見を書いて張っていきます。あっという間に模造紙が埋め尽くされていく様子を見て、感嘆させられました。
最後は全体で議論の内容をシェア。それまでに考えたことのない視点も数多く出され、私自身もとても勉強になりました。また、「臨床試験を経ているのにどうして薬害が起こったのか」「薬害が起こったのは明らかなのにどうして裁判で負けるまで責任を認めないのか」など、さすが看護学科と感じる鋭い質問も出されました。
オファーをお待ちしています!
薬害肝炎原告団・弁護団では、薬害事件の悲劇を繰り返さないために、この薬害教育に取り組んでいます。今回のようなグループワークを取り入れた授業も実施可能です。
これまでに授業を実施した学校の生徒さんや先生方からは、「薬害は思っていたより身近な問題なのだと気づいた」、「薬や薬害についてもっと学びたい」、「被害体験を直接聞けたのはよかった。高等部の生徒にも聞かせたい」などの感想が数多く寄せられています。
興味のある方は下記までお問い合わせください。
- 新潟県内の方→当事務所宛 TEL 025-522-5781 FAX 025-522-5782
- 県外の方→薬害肝炎東京弁護団 TEL 03-6384-1823 FAX 03-6384-1824