安倍政権に対する評価~新潟日報のインタビューを受けて考えたこと


取材依頼

新潟日報の記者さんから、電話で取材依頼がありました。

「7年8ヶ月に及ぶ安倍政権についてどのように評価しているか、地域で憲法カフェをしたり、ブログ等で情報発信をしている弁護士の立場から率直な意見を聞かせて欲しい」とのこと。

そのような機会をいただけること自体がありがたいことですし、新潟市から当事務所(上越市)まで来ていただけるとのことなので、一も二もなく了承しました。

また記者さんから、「できれば憲法カフェに参加されている方の声も聞かせて欲しい」とのお話があったため、憲法カフェを何度も主催してくれている方と一緒に取材を受けることになりました。

強いというよりは乱暴

最初に取材の趣旨や記事のイメージを確認するやりとりがあった後で、記者さんから「『安倍一強』と言われたりしますが、実際に『強い』というふうに感じますか?」との質問がありました。

その場で考えながら出てきた言葉は、「強いというよりは乱暴だという印象の方が強いですね。本当に『強い』なら、あんなに姑息なことをしたり、乱暴なことをしたりする必要はないんじゃないでしょうか。」というものでした。

強いというよりは、強引。強引というよりは、乱暴。乱暴な振る舞いができるだけの力はあったのでしょうが、それだけですべてを思い通りにはできないので、同時に姑息な手段に出ることもあったということではないかと思いました。

憲法に則って民意を尊重しながら政治をする

「7年8カ月に及ぶ安倍政権について、どのような印象を持っていますか」という質問もありました。

それに対しては、「憲法を軽視・無視・敵視し続けた政権だったと思います。」とお答えしました。憲法改正を進めようとしたり、憲法違反の法律を作ったりしたということもありますが、それだけではなく、解散権を濫用的に行使したり、憲法53条に基づく国会召集要求を拒否したりするなど、その姿勢は徹底していました。

また、民意についても同様に、軽視・無視し、ときには敵視していたと思います。与党に有利なタイミングで解散権を濫用的に行使して、瞬間的な相対多数の票を集めて、多数の議席を得る。その数を頼みに、多くの国民が反対したり不安を感じたりしている法律を、強行採決で成立させる。国民の代表者である国会議員の質問に対してまともに答えず、自らヤジをとばす。さらには、国会を召集したり、予算委員会を開いたりすること自体を拒否する。公文書を開示しない、偽造する、そもそも作らない。。。

「憲法に則って、民意を尊重しながら政治をする」というのは、政権を担う以上当然の前提になっていることです。その前提・土台のうえで、具体的にどのような政策を進めていくかというところで、議論がなされる訳です。国民の理解が得られていない政策を行いたいのであれば、理解が得られるように説明をすることが必要となります。しかし、安倍政権は、憲法も、民意も、どちらも蔑ろにし続けました。次の政権には、そこを正常化するところからはじめて欲しいと思いますとお伝えしました。

憲法カフェをこれまでに何度も主催してくれている方は、赤ちゃんを連れて事務所に来てくれました。憲法カフェに初めて参加したときの事、その後主催するようになった経緯、周りの人をお誘いするときのドキドキなどについてお話されているのを聞いて、改めて感謝の念がわきました。

9月8日付朝刊に掲載

新潟日報の9月8日付朝刊にコメントが掲載されました。限られた紙面のなかで、ポイントをしっかり押さえてうまくまとめていただいたと思います。ありがとうございました!