昨年度に続いて
11月17日(火)、新潟県立看護大学で、ハラスメント防止研修の講師をしてきました。
県立看護大学では、昨年にも同様の研修講師を担当しており、2年続けてのご依頼でした。
2つの柱で
今回は、「新型コロナウイルス感染症対策に関わる諸々の問題についても聞きたい」、「具体的な事例を交えてアカデミックハラスメントについて掘り下げたお話を」というご依頼がありましたので、それにお答えする内容をと考え、以下のような構成にしました。
第1は、「新型コロナウイルス対策に関わる諸問題」ということで、諸々の対応や、自粛の要請がいかなる根拠で、どの範囲まで許容されるのかという点について、法的な視点から説明を試みました。以前憲法カフェでお話したことを、大学バージョンに変換した感じです。
第2は、「アカデミックハラスメントについて、裁判例をもとに考える」というもの。こちらは、上教大でお話した内容の一部を、よりコンパクトにまとめなおしたものです。
また、オンライン授業を実施するにあたっての注意点などもお話しました。学生の肖像権やプライバシー権への配慮が欠けているケースなどもあるようですので、アカデミックハラスメントの新たな類型化が必要となっているように思います。
全体のボリュームがかなり大きくなったこともあり、時間ギリギリで話し終えたのですが、みなさんメモを取りながら真剣にお話を聞いてくださいました。
今後も
準備の過程での学びが今回もたくさんありました。
講演依頼があった場合には引き続きできる限りお引き受けするようにしていきたいと思います。