縁あって、『上越よみうり』でコラムを書かせていただくことになりました。地元の方はよくご存じかと思いますが、『上越よみうり』というのは、読売新聞に折り込まれる日刊紙です。新聞社の方から打診をいただいたときには、やや腰が引ける思いもあったのですが、せっかくの機会なのでお引き受けすることにしました。
コラムのタイトルは、「田中弁護士のつれづれ語り」。
コラム自体は、隔週の水曜日に掲載されるのですが、田中篤子弁護士と交互に担当するため、私自身は4週に1回の頻度で書くことになります。
ただ、やはりといいますか、これが結構プレッシャーになっていまして、昨日は東京出張のついでに書店に立ち寄り、『書く力 私たちはこうして文章を磨いた』(朝日新書)を購入しました(笑)。
読売新聞のコラム「編集手帳」を担当していらっしゃる竹内政明さんと池上彰さんの対談本なのですが、読みやすくかつ面白いので、帰りの新幹線車内で最初から最後まで読み終えました。
勉強になった点は多々あったのですが、一番参考になったのは、「背伸びすると失敗する」ということです。「つれづれ語り」でも、自分が感じたことや、自分なりに理解したことなどを背伸びせずに書き綴っていこうと思います。
初回のコラムが今日付の『上越よみうり』に掲載されましたので、貼り付けます。
1 はじめに
このたび本コラムを担当することになりました田中淳哉と申します。
このコラム自体は、隔週の水曜日に掲載される予定なのですが、当事務所の同僚であり妻でもある田中篤子弁護士と交互に担当するため、私自身が書くコラムの掲載頻度は、4週に一度ということになります。 タイトルにある通り、日々の生活の中で感じたことや考えたことを徒然なるままに書き綴って行きたいと考えています。
2 自己紹介
最初なので簡単に自己紹介しますと、1975年に上越市で生まれ、高校まで上越市で過ごしました。司法試験に合格したのが2001年。修習期間を経て、2003年に弁護士登録しました。その後約10年間は、千葉県内(松戸市)の法律事務所に所属していました。2013年6月に上越市に戻り、「上越中央法律事務所」を開設し、現在に至ります。
3 取り組んでいることなど
取り扱っている事件の数でいえば、交通事故や借金問題などの民事事件、相続・後見・離婚などの家事事件、それに刑事事件などの個別事件の方が圧倒的に多いのですが、そうした事件のほかに、薬害事件や原発差止などの集団訴訟にも関わっています。また、昨年4月には上越地域の弁護士とともに上越医療問題弁護団を設立し、医療事故についても集団的に対応できる体制を整えているところです。
加えて、クイズや紙芝居を交えて、楽しみながら憲法を学べる場を提供したいと考え、2年半前くらいから県内各地で「憲法カフェ」をしています。今年は憲法施行70年という節目の年ですし、政府・与党が「憲法改正」に向けた動きを強力に推し進めている状況でもあるので、これまで以上に活発に取り組みを広げていきたいと思っています。
4 末永く
こうした活動の詳細については、当事務所ウェブサイト上のブログに随時掲載していますが、このコラムは、そこで書いていることをちょぴりよそ行きにした感じになるのかなと想像しています。弁護士業務の傍らでコラムを書き続けるのはなかなか大変そうで正直なところ不安もありますが、私なりにがんばりたいと思いますので、末永くお付き合いいただければ幸いです。よろしくお願いします。