長岡市で
10月19日、長岡市で憲法カフェをしてきました。
会場は、法明院というお寺です。後でホームページを見て知ったのですが、なんと1221年の開創で、今年が800年という節目の年なんですね。とても立派で素敵なお寺でした。
タイトルは、「コロナ禍での自分らしい暮らしの守り方を考えよう」というもの。主催者の方が、一生懸命考え、決めてくれたものです。SNSなどでの参加呼びかけ文にもたっぷり思いや気持ちがこもっていて、胸が熱くなりました。
お話の内容
お話したのは、今年5月にやった憲法カフェとほぼ同じ内容で、「自由権に対する制約」「社会権の保障」「差別・偏見に基づく人権侵害」という3つを柱に据えました。
比較的少人数だったこともあり、適宜問いかけをしながら進めたのですが、みなさんのリアクションがよくて、冒頭の「憲法の基礎知識のおさらい」のところから、想定外の盛り上がりを見せました。
また、「自由権に対する制約」の中で、新型コロナ対策のための各種措置について検討する際に、問題となる人権を憲法の条文を見ながら探してもらったのですが、みなさんいろいろと考えを巡らせながら真剣に探してくれました。
今回は、大体1時間50分くらいでお話を終えることができました。間に休憩を入れなかったのですが、時折メモをとりながら、みなさん終始熱心にお話を聞いて下さいました。
終了後のシェア会も
終わった後、質疑応答をしたり、感想を交流したりしました。
主催者の方が、とても上手に進行してくれたこともあり、「主権者教育のあり方」から、「人権教育と道徳教育」、「校則と思考停止」、「通常よりも一歩踏み込んだ薬害教育」、「長岡市議会の現状」、「包括的性教育」、「入管行政の問題点」、「消費者教育と消費者市民社会」、「牛の角突き」まで、いろいろな話題で盛り上がりました。憲法カフェの中でお話したことと相まって、「思考停止に陥らずに粘り強く考えていく」ことの大切さをみんなで共有できたように思います。
感想など
主催者の方が参加された方たちの感想を送ってくれたので、いくつかご紹介します。
- 憲法のお話をこんなにわかりやすく学べるとはびっくりです!気づきばかりで、思ったこと、感じたことがありすぎてとてもまとめられません!!今後も思考停止になることなく、答えの出ないことを考え続けたいし、少しずつ子ども達にも伝えていきたいと思いました。
- 弁護士さんのお話を聞くのは初めてで緊張していたのですが、おんなじ目線ですごく分かりやすくお話してくれて、憲法を身近に感じることができました。現状をそのまま受け入れるのではなく、自分で深く考えることを続けていこうと思いました。
- 穏やかな語り口で、すんなり心に入ってきました。目から鱗がたっぷり落ちました。