薬害教育の特別授業@春日中学校*加筆あり


4年連続4回目

2月20日(水)、春日中学校の3年生(171人)を対象に、薬害についての特別授業をしてきました。
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春日中学校は、当事務所から徒歩数分のところにある「最寄り」の中学校であるとともに、私の母校でもあります。
2015年の11月に授業をさせていただいて以降、4年続けて授業の機会をいただいていて、今回で4回目ということになります。

東京原告団代表の及川さんと

薬害肝炎東京原告団・弁護団では、厚生労働省が作った中学校3年生向けの副教材『薬害を学ぼう』を活用してもらうために、2013年度から原告と弁護士が一緒に学校にお邪魔して出張授業をさせていただいています。

今回は、薬害肝炎東京原告団の代表をしていらっしゃる及川綾子さんと一緒に授業を行いました。
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及川さんのお話

及川さんは、もともと学校の先生をしていらっしゃいました。
今からおよそ30年前に双子を出産した際、大量の出血が止まらず、止血剤としてフィブリノゲン製剤を投与されました。このフィブリノゲン製剤にC型肝炎ウイルスが入っていたため、C型肝炎に罹患しました。

当時、C型肝炎を治すための治療法は、インターフェロン治療しかありませんでした。インターフェロンは激しい副作用を伴ううえ、治療しても治る確率はそれほど高くありませんでした。及川さんは、実に7回にわたって、このインターフェロン治療を受けました。

高熱、頭痛、吐き気、下痢、めまい、脱毛、味覚障害、不眠、うつなど、強烈な副作用とたたかいながら打たれた注射は、全部で600本以上にものぼりました。
肝炎自体の症状と治療薬の激しい副作用から、家事・育児はほとんどすることができず、自殺まで考えるようになったといいます。

辛い治療を乗り越えられたのは、家族、医師、患者仲間、そして、『嵐』の存在が大きかったということでした。治療の副作用であらゆる音を受けつけなくなっていたときに、たまたま病院で聞いたオルゴールの曲が心に染みいるように優しく響いたのだそうです。調べてみたところ、その曲は『嵐』の「感謝カンゲキ雨嵐」だったことがわかり、それ以降は『嵐』の曲が心の支えになったとお話されていました。

及川さんは、お話の最後に「薬害は人災なので防ぐことができるし、人が防いでいかなければならない」と訴えました。

何度も声を詰まらせながら語られる及川さんのお話に、生徒のみなさんは真剣な表情で聞き入っていました。

報道

『上越タイムス』と『JCV』(上越ケーブルテレビ)の方が取材に来てくれました。
『JCV』の記者さんが「薬害について今日のお話を聞いて初めて知ったんですけど、こんなに身近に、こんなに大変な被害があったんですね。本当に驚きました。」とおっしゃっていたのが、印象に残りました。

JCVは当日夕方の「ニュースLiNK」で、授業の内容まで含めてかなり詳しく取り上げてくれました。ありがとうございます!
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*2月25日付加筆
『上越タイムス』の2月22日付に記事が掲載されたので貼り付けます。
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オファーをお待ちしております

薬害肝炎原告団・弁護団では、薬害事件の悲劇を繰り返さないために、この薬害教育に取り組んでいます。

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これまでに授業を実施した学校の生徒さんや先生方からは、「薬害は思っていたより身近な問題なのだと気づいた」、「薬や薬害についてもっと学びたい」、「被害体験を直接聞けたのはよかった。高等部の生徒にも聞かせたい」など、積極的・好意的な感想が多数寄せられています。

全校生向け、学年単位、クラス単位など、どのような形式でも対応可能です。
興味をお持ちの学校関係者がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

【新潟県内の方】
→当事務所宛 TEL 025-522-5781 FAX 025-522-5782

【県外の方】
→薬害肝炎東京弁護団宛(福地・野田法律事務所)
TEL 03-5698-8592 FAX 03-5698-7512