薬害教育の特別授業@春日中学校


3年連続3回目

2月9日(金)、上越市立春日中学校で、3年生向けに薬害教育の特別授業をしてきました。

春日中学校は、うちの事務所から最寄りの中学校です。私の母校ということもあり、一昨年から3年連続で授業をさせていただいています。

授業の流れ

授業の冒頭で、自己紹介かたがた、私が弁護士を志したきっかけや、薬害肝炎弁護団に入った経緯などを話しました。これまでは授業時間内に収めることを優先して、そういう話をしたことはなかったのですが、聞き手を引き込むうえでセルフストーリーを語ることが重要と聞いたので、試みにチャレンジしてみました。ほんとにごくごく短時間だけでしたが、いつも以上に興味や関心を持って聞いてもらえたような気がします。

授業本体は、これまでと同様に以下の様な流れで進めました。

  1. 薬ってなんだろう
  2. 副作用と薬害の違い
  3. 薬害肝炎事件とは
  4. 被害者の方のお話
  5. 繰り返される薬害
  6. 薬害を繰り返さないために

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 被害者である原告のお話

授業のメインは、被害者である原告の体験談です。今回お話してくれたのは、千葉県在住の榑松公子さん。C型肝炎に対しては不当な差別や偏見があるため、原告の多くは匿名で裁判をたたかいましたが、榑松さんはこの問題を多くの人に知ってもらいたい、広く社会に発信したいという気持ちから、実名を公表して様々な取り組みをしていらっしゃいます。

榑松さんは、出産時の大量出血でフィブリノゲン製剤を投与されC型肝炎となったこと、インターフェロン治療の強烈な副作用でうつ病になったこと、治療を3回繰り返しても治らなかったことなど壮絶な体験を語り、「たった2グラムの薬が人の人生を大きく狂わせることもあるということを知って欲しい」と訴えました。

生徒さん達は、真剣な表情で話に聞き入っていました。

授業が終わった後、男子生徒がお礼の挨拶をしてくれました。原告や私の話のポイントをしっかり押さえたうえで、自分の感じたことや今後の決意を語ってくれたのですが、その内容がとても素晴らしくて驚きました。

上越タイムスの記者さんが取材に来てくれていました。
2月10日付朝刊に記事が掲載されていましたので、貼り付けます。
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薬害教育のオファーをお待ちしています

薬害被害者団体の長年の取り組みが実り、2011年度以降、厚生労働省が、中学3年生向けの冊子やDVDを作成して、全国の中学校に配布するようになっています。
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薬害肝炎原告団・弁護団では、薬害事件の悲劇を繰り返さないために、2013年度からこの薬害教育に取り組んでいます。
これまでに授業を実施した学校の生徒さんや先生方からは、「薬害は思っていたより身近な問題なのだと気づいた」、「薬や薬害についてもっと学びたい」、「被害体験を直接聞けたのはよかった。高等部の生徒にも聞かせたい」など、積極的・好意的な感想がたくさん寄せられています。
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全校生向け、学年単位、クラス単位など、どのような形式でも対応可能です。
興味をお持ちの学校関係者がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

【新潟県内の方】
→当事務所宛 TEL 025-522-5781 FAX 025-522-5782

【県外の方】
→薬害肝炎東京弁護団宛(福地・野田法律事務所)
TEL 03-5698-8592 FAX 03-5698-7512