1 請願の提出
先日のブログで予告していましたが、今日、「子どもと孫の未来を考える上越の会」名義で、上越市議会に請願を提出しました。
弁護士2名と、会のメンバー3人(とお子さん達)で議会事務局にお邪魔しました。事務局の受付で提出するものと思っていたのですが、応接室に通され、江口修一副議長が自ら受け取ってくださいました。
2 請願の内容
請願の内容は、集団的自衛権の行使を認めた閣議決定の撤回を求める意見書を、上越市議会から関係各機関に提出してもらいたいというものです。
歴代政府は、一貫して、集団的自衛権の行使は憲法上許されないとしてきました。また、集団的自衛権の行使が可能ということになれば、憲法9条はまったく意味のない規定ということになってしまいます。
このように重大な変更をするためには憲法改正の手続によることが必要で、一内閣の判断で決めてよいことではありません。
憲法によって縛りをかけて国家権力の濫用を防止するというのが立憲主義の考え方ですが、今回の閣議決定はこの立憲主義に反するものといえます。
複数の世論調査で、政府の説明が不十分であるという声が8割以上にのぼっています。
また、集団的自衛権の行使を容認することについて「反対」という人が6割程度を占めています。政府の強引な進め方に多くのみなさんが不安や懸念を募らせているのが今の状況ではないかと思います。政府に求められるのは、本来求められる手続を踏むことを通じて、丁寧な議論や説明を積み重ね、国民の不安や懸念に応えることです。
提出した意見書案では、概ね以上のような内容で、閣議決定の撤回を求めています。
3 記者会見
その後、会のメンバーと一緒に記者会見を行いました。
新潟日報と上越タイムスの記者さんが出席して、熱心に話を聞いてくれました。
会の概要や発足するまでの経緯、提出した請願の内容、メンバーそれぞれの思い等をお伝えしてきました。
*新潟日報と上越タイムスに記事が掲載されていたので貼り付けます。
4 上越にお住まいのみなさんに引き続きお願い
会の発足から2週間くらいしか経っていませんが、会員は本日時点で59名となり、メッセージは146通集まっています。
正直なところ、短期間でこれほど多くの方にご協力いただけるとは思っていませんでした。
本当にありがとうございます。
ただ、議会で採択していただくためにはより多くの声を議員のみなさんに届ける必要があると思っています。そこで引き続き以下の点についてご協力をお願いします。
(1)メッセージカードを書いてください。(PDF:gikai-card-pdf、Word:gikai-card-word)
上記の書式をダウンロードして、できれば手書きでメッセージを書いて当事務所宛に送ってください。送る方法は、郵送、FAX、メール添付等いずれでも構いません。
三次集約の締切を9月15日とさせていただきます。
送っていただいたカードはコピーして、市議会議員のみなさんにお渡しする予定です。
(2)新しく立ち上げた会にご入会ください(PDF:nyuukai-pdf、Word:nyuukai-word)
「子どもと孫の未来を考える上越の会」は、上越地域にお住まいで、この請願の趣旨に賛同していただける方であれば、どなたでもご入会いただけます。会費等の負担はありません。
ご入会いただける方は、入会申込書にご記入のうえ、当事務所宛に送ってください。
(3)議会を傍聴にいきましょう
今回の請願は総務常任委員会で審議され、その後に本会議で審議されることとなります。
委員会や本会議でどのような審議がされるのか、是非傍聴に行きましょう。
総務常任委員会では9月16日か17日のいずれかで審議される予定とのことです。
正式に日程が決まり次第改めて告知します。
よろしくお願いします。
上越中央法律事務所
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