憲法カフェin上越 2023.5


先月に引き続いて

5月29日(月)、地元の上越市内で憲法カフェをしました。オファーして下さったのは、先月も主催してくれた「未来へたねまき隊」のみなさん。

会場も、先月と同じ「ラ・ソネ春日山店」さん。大きなスクリーンに加えて、今回はホワイトボードまで貸して下さいました。ほんとにありがたいです。

そんなこんなで、今回もホーム感満載の憲法カフェとなりました。

憲法のキホンのキ

「前回はちょっと難しいと感じた人もいたみたい」というお話があったので、今回はほんとのビギナーさん向けの内容にしました。以前、てらかふぇさんでやった内容をベースに、最後にちょっぴり最新の状況をお話する形です。

  • 人権ってどういうもの?
  • 憲法は何のためにあるの?
  • 平和について
  • いま進められていること

クイズ、条文クリアファイル、ホワイトボード

各テーマの冒頭でクイズを出し、条文クリアファイルで探したりしてもらいながら、回答してもらう形で進めました。

「人権ってどういうもの?」というところでは、「人間らしく生きる(ための)権利」という定義を確認したうえで、「生きる」ためにはどういうものやどういうことが必要かを挙げてもらい、ホワイトボードに書き出しました。さらに、単に「生きる」というだけではなく、「人間らしく生きる」「自分らしく生きる」ためにはどういうものが必要になるかということも挙げてもらいホワイトボードに書き出しました。最後に各項目に対応する条文を確認したのですが、そういう作業を経ることで人権や憲法の条文が身近に感じられたようでよかったです。

欲張り過ぎず、キャッチボールを楽しむ意識で

こちらが伝えたいことをあれもこれもと詰め込んでしまうと、「おいしかったけど量が多かった」というようになってしまいがちです。欲張りすぎないで腹八分目くらいの内容でお話して、質問が出たらそれに答えるみたいなスタイルが理想的な感じがしました。

「〇〇を伝えなければ~」という意識ではなく、会話のキャッチボールを楽しむ方向に意識を振りきる感じです。その方が、用意してきた内容に縛られず、参加者の方の反応を見ながら臨機応変にやりとりできるので、お互いに満足感が高くなります。

キャッチボールがしっかりできていると、質問も自然に出てきますし、質問の内容もこちらが伝えたいことと重なることが多いように思います。参加者を信頼してゆったり構えて、追加注文があったときに、さっと出すみたいなイメージです。

今回も、「私たちにできることって何かないですか?」という質問が出たので、アクションリストを紹介しながら、例えばこんなことができますよ~というお話をしました。こういうものも、こちらから話してしまうより、質問に答える形で出した方がより伝わりやすいように感じました。

ランチを食べながら懇談

終了後は、ラ・ソネさんのランチをいただきながら懇談しました。

参加者のみなさんが、「基本的なことからわかりやすくお話して下さったので、これまでバラバラの点と点だった知識がお話の流れの中でつながって、頭がすごく整理されました。理解が深まって、言語化しやすくなったと思います。」という感想や、「すごくわかりやすかったです。頷きすぎてイヤリングが3回も取れちゃいました笑。」という感想をお話下さり、ほっとしました。

7月にも(今度は土日に)開催して下さるようなので、また楽しみたいと思います。