憲法カフェ@上越 参院選直前Ver.第2弾


1 事前の準備など

森のようちえんで

7月12日(金)、地元上越市で、憲法カフェをしました。

会場は、これまた何度かお世話になっている、森のようちえんの施設を貸していただきました。ありがとうございます!
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お友達を連れて

今回は、先月の憲法カフェに続く第2弾。「第1弾に行きたいけど行けなかった」という方や、「第1弾に参加したらよかったので今度はお友達を誘って」という方など、17人が参加してくれました。赤ちゃん連れやお子さん連れの方もいらっしゃいました。

初参加の方が半分くらいいらっしゃり、最初に手を挙げていただいたら全員前の方に座って下さっているのがわかり、うれしかったです。

前回の内容に微調整を加えて

今回も、前回に引き続き、選挙の争点となっている問題を憲法に照らして考えてみる、という視点でお話しました。前回から今回までの間に選挙が始まり各党の政策が出そろったのでそれを踏まえて内容を充実させたり、前回話してみて伝わりづらかったなと感じたところを作り替えたりして、本番に臨みました。

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2 お話したこと

紹介~憲法カフェをやるようになった理由

最初に主催者の方が、私のことを簡単に紹介して下さったのですが、その中でやや自信なさげな表情で「イ、イケメンでしょ?」と口ごもりながらお話されたので、笑いながら「いやいや、ごり押しはだめですよ。無理矢理押しつけられると私がしんどいですから。」と突っ込みを入れることになりました。まったく想定していない展開でしたが、おかげで空気が和んだように思います。

その後に、自己紹介。初参加の方も多かったので、どうして憲法カフェをやるようになったのかということを、いつもより長めにお話しました。

私自身振り返ってみると、憲法の存在を身近に感じたのは、子どもができてからだったように思います。出産一時金がもらえたり、子どもの医療費が無料だったり低額だったりすることを体験するなかで、「こういう制度が作られたのも、その根拠を遡っていくと憲法に行き着くんだよな」と思い至りました。

そういう形で意識しなくても意外とお世話になっている憲法について、自分と同世代あるいは自分よりも若い世代の人に知ってもらいたいという気持ちはずっとあったのですが、「なかなか難しいんだよな」、で止まってしまっていました。

明日の自由を守る若手弁護士の会のメンバーでもある太田啓子弁護士が「憲法カフェ」というものをやっていることを知ったとき、衝撃を受けました。若い世代の人が憲法に関心を持っていてもなかなか参加できない理由=障害を取り払い、出来るだけ参加しやすい形を追求していたからです。「二番煎じでもまねごとでもいいから私もやらなければ」と思い、やりはじめました。

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手作りのちまき、お菓子、コーヒー、アイスティーなど充実したラインナップ!

手作りのちまき、お菓子、コーヒー、アイスティーなど充実したラインナップ!

防衛・安全保障のお話

今回も、実態論をたっぷりと、法律論はおまけで、お話しました。

前回の「つれづれ語り」で防衛費の無駄遣いについて書いたことで、より頭が整理され、話しやすく感じました。

私の話を聞いていてあまりにもお金の使い方がおかしいと感じたのだと思うのですが初めて参加された方が、「ちょっといいですか?こんなのおかしすぎますよね?」と口を挟んでくださり、その後ひとしきり盛り上がりました。途中で質問したり発言したりできるのは憲法カフェの売りでもありますし、それだけリラックスできているということでもあるので、初参加の方がそういう反応を示してくれたのはうれしかったです。

暮らし・消費税・年金のお話

消費税や年金のお話は、暮らしに直接関わることというくくりでお話しました。

ここでも、「安倍総理が野党の提案は馬鹿げていると言っているがどういうことなのか」という質問が出されました。野党が年金や消費税に関して掲げている政策の財源として、高額所得者や大企業の税負担を見直すという提案をしていますが、これに対して安倍総理が「馬鹿げている」「間違っている」と繰り返し述べていることについての質問です。

私からは、本来であればそういう点について中身のある議論がなされるなかで、政策論争が深まっていくのがあるべき姿だがそうなっていない。なぜ馬鹿げていて、間違っているのかを具体的に指摘すべきだと思う。税金の所得再分配機能に照らせば、野党はむしろ原則に沿った提案をしているように思うと答えました。

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外交のお話

ここでは前回のお話に加えて、トランプ大統領の安保破棄発言、安保不利益発言についてもお話しました。

公文書クライシスのお話

「公文書クライシス」として、PKO日報問題、森友・加計問題、勤労統計不正問題などについてお話しました。まとめとして、行政が適正に行われなかったということに留まらず、それをごまかすために公文書を隠したり、書きかえたりしたという、さらに酷い問題が重なったのだということをお話しました。

身近なたとえ話として、テストで0点をとってしまった子どもが、

それがばれないようにするために、
①「テストはなくした(捨てた)」と嘘を言ったのがPKO日報問題。
②通知表(決裁文書)まで書きかえてしまったのが森友問題。
③「お便り帳に書いてあるじゃない」と指摘されて「怪文書の類いですね」と答えたのが加計問題。

「テストで100点取ったらゲームを買ってあげる」と言われていたので、ゲームを買ってもらうために、
④点数を書きかえたのが勤労統計不正問題。
などとお話しました。

しっかり時間をとって話を聞いてもらえるというのは貴重だなと改めて感じました。
今後も機会をいただければありがたいと思っておりますので、ぜひお気軽にお声がけください!