1 節目に振り返る
5周年
当事務所の開設から、丸5年が経ちました。
1周年のときに書いたブログを読み返し、節目に振り返ることの大切さを感じたので、5年間を振り返ってみることにしました。
事務所理念
事務所設立にあたって掲げた事務所理念は、以下の3つです。
①身近で親しみやすい法律事務所
②日常生活に役立つ情報を発信する法律事務所
③地域に貢献する法律事務所
弁護士としての日常業務の他に、『上越よみうり』でコラムを連載したり、家事調停委員や小学校の評議員を務めたりしているので、様々な形でつながりが広がってきている様に感じています。地域のみなさまにとって、少しずつでも身近な存在になってきていればうれしいです。
2 社会的な活動
憲法や平和に関わる取り組み
秘密保護法、安保法制、緊急事態条項、共謀罪、9条改正などなど、憲法に関わる立法や、憲法それ自体の改正が次々に問題となったため、事務所としても、弁護士会としても、様々な取り組みを行うこととなりました。
何をどうしたらいいのかよくわからないまま4年前にはじめた「憲法カフェ」は、子育て世代のママ、大学生、公民館、教職員、宗教者、労働組合、9条の会など幅広い方々からオファーをいただき、これまでに約80回実施しています。憲法カフェに参加された方と一緒に市議会に請願をしたりもしました。
友人の協力を得て安保法制を解説するマンガをつくったり、若手弁護士仲間と一緒に憲法カフェの本を出したりしました。新聞のインタビューを受けて、コメントを載せていただいたこともありました。
また、学校からオファーをいただき、主権者教育や憲法教育の特別授業をする機会にも恵まれました。
弁護士会としても、キャンドルパレード、素敵な大人女子のための学んでつながるトークイベント、クリスマス憲法カフェ、わくわく憲法フェスタなど、工夫を凝らしたイベントなどに取り組んできました。
薬害や医療に関わる取り組み
薬害肝炎弁護団の一員として、薬害教育の特別授業に力を入れて取り組んできました。市内の中学校で延べ7回、授業を実施しています。HPVワクチン薬害訴訟は、2年前に一斉提訴し、東京訴訟はこれまでに6回の期日を重ねています。
また、「上越医療問題弁護団」も2年前から活動をはじめています。
原発に関わる取り組み
脱原発新潟県弁護団に加入し、一時期は裁判報告会などにも取り組んでいましたが、最近は実質的な関わりが出来なくなってきてしまっています。自分なりの関わり方を模索していきたいと思っています。
3 初心を忘れずに
設立時点で思い描いていたことと実際の経過は、必ずしも一致している訳ではないのですが、その時々で自分なりに努力を重ねてきた結果として今があるのだろうと感じています。
引き続き、初心を忘れずに精進を重ねていきたいと思います。改めまして、よろしくお願い申し上げます。