薬害教育の特別授業
12月16日(金)、上越教育大学附属中学校の3年生(120人)を対象に、薬害教育の特別授業をしてきました。
私たち薬害肝炎原告団・弁護団は、「子ども達を薬害の被害者にも加害者にもしたくない」という思いから、薬害を繰り返させないための取り組みを行っています。この薬害教育もその活動の一環で、約3年前から取り組んでいます。被害者の方と弁護士が2人1組で各地の中学校や高校に出張し、特別授業をしています。
今回は、地元の上越教育大学附属中学校で、薬害教育の特別授業をさせていただけることになり、被害者の方と一緒に行ってきました。
被害者の方にインタビュー
「被害者の方のお話」の部分では、私が被害者の方にインタビューする形でお話いただきました。
出産から20年後に肝炎の感染を知ったこと、強烈な副作用とたたかいながら3度にわたり治療を受けたこと、家族や周囲の存在が支えになったことなど、壮絶な体験を語ってくださいました。
短縮授業で40分しかなかったため、時間的にはかなりきつきつでしたが、生徒さんたちはみんな真剣な表情で話に聞き入っていたので、思いは十分に伝わったのではないかと感じました。薬害は人災なので必ず防ぐことができるという訴えには、とても重みがありました。
また、担当の先生が「次回は2時間枠を確保できないか検討してみます。」と言ってくださったので、来年も授業をさせていただけるかも知れません。
*12月21日付追記
新潟日報の本日付朝刊に、記事が載っていたので貼り付けます。
*1月23日付追記
上越タイムスの1月5日付朝刊に記事が載っていたので貼り付けます。
薬害教育のオファーをお待ちしています
薬害肝炎原告団・弁護団では、薬害事件の悲劇を繰り返さないために、
引き続き薬害教育に取り組んでいきます。
全校生向け、学年単位、クラス単位など、どのような形式でも対応可能です。
興味をお持ちの学校関係者がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。
【新潟県内の方】
→当事務所宛 TEL 025-522-5781 FAX 025-522-5782
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福地・野田法律事務所 TEL 03-5698-8592 FAX 03-5698-7512