1 あすわかのチラシ
あすわか(明日の自由を守る若手弁護士の会)が新しいチラシを作ってくれました。
秘密保護法と集団的自衛権、それぞれだけでもキケンですが、この2つを混ぜるともっとキケン!!ということで、2人の魔女が秘密保護法のビンと集団的自衛権のビンから液体を混ぜているイラストになっています。
これは、印刷・配布・転載・転送とも自由ということです。
特定秘密保護法が施行される予定の12月10日まであとわずかの期間しかないので、どんどん活用しましょう!
PDFデータはこちらからダウンロードできます→混ぜるともっとキケン(あすわか)
あすわかのホームページ、Facebook、Twitterにもアップされています。
2 新潟日報の記事
10月15日付の新潟日報に取材記事が載りました。
(1)お話ししたこと
私としては、取材を受けたとき、主に以下の3つのことをお話ししたつもりでした。
1つめは、自分には関係ないと思っている人も多いけれど、誰にでも関係してくる問題だということをわかりやすく伝える必要があるということです。
具体的には、適性評価の対象や内容がとても広いことや、処罰の対象が広くかつあいまいなので意図せずに秘密に触れた場合でも処罰されかねないことなどがあげられます。
2つめは、政府にとって都合の悪い情報が隠されてしまうと、選挙のときにも適切な判断が出来なくなってしまうということです。これは国民主権や民主主義という点から大きな問題だと思います。
3つめは、あすわかのチラシにもあるとおり、集団的自衛権の行使要件をみたすと判断された根拠すら秘密にされてしまうということです。国会議員も国民も事情がわからないまま戦争に巻き込まれていた、ということになりかねません。
(2)記事の内容
実際の記事の内容は写真のとおりで、要素としては確かに私が話したことに基づいて書かれてはいるのですがニュアンスが違ってしまっていたり、趣旨がわかりにくくなっていたりして、ちょっと残念な感じがしました。
おそらく、私が取材の趣旨を明確に理解できていない状態で取材を受けたことが問題だったのでしょう。掲載された記事を見てようやくわかったのですが、私に求められていたのは、秘密保護法の問題点全般についてのコメントではなく、「憲法カフェ」に取り組んでいる弁護士の立場から秘密保護法についてどう思うかというコメントだったようです。
ただ、終始和やかな雰囲気でやりとりしていたので、「顔をしかめ」たり、「語気を強め」たりはしていないと思うんですけれど。。。今後の反省材料にいたします。