初開催
11月3日(月・祝)、憲法ブックカフェを開催しました。今回はちょうど憲法公布の日だったこともあり、「平和を守る全国弁護士会アクションの日」の取り組みという位置づけで実施することにしました。
かなり実験性が高い初の試みであるうえ、当日は雷ゴロゴロで、アラレが降るような悪天候だったこともあり、もしかしたらどなたもいらっしゃらないかも知れないと思っていましたが、何人かの方がご来所くださいました。地元のメディアのみなさんが取り上げてくださったおかげですね。ありがとうございます!

大人版の「なんでも聞いちゃおう」
私としては、「自由に本を手に取っていただき、気になるものがあればお貸しする」「わからないことや、オススメの本を知りたい場合などにはお尋ねいただき、適宜お答えする」というようなイメージを持っていました。
ただ実際には、相談室にご案内し、飲み物のオーダーを伺ってその準備をする間に、自然な会話の流れのなかでいろいろご質問をいただくという展開がほとんどでした。中には、質問事項を書き留めたメモを持参された方もいらっしゃいました。私としても、本を貸し出す場であるとともに、弁護士と気軽にふれあえる場、なかなか行きづらい法律事務所に足を運ぶ機会を提供したいという気持ちもあったので、率直にいろいろと聞いていただけたことはよかったと思います。
質問の内容は、同性婚、敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有、外国人政策など憲法に直接関わるものだけではなく、市政のことや原発のこと、どうして弁護士になろうと思ったのか、どうしてこの企画をしようと思ったのか等々、実に様々でした。私は、上越高校での出張授業で「弁護士さんに何でも聞いちゃおう」というのを毎年やっているのですが、大人版の「何でも聞いちゃおう」という感じでした。
質問にお答えしながら、関連する本をいくつかご紹介したり、そのテーマについて書いたブログをプリントアウトしてお渡ししたりしました。初対面の方とこれほど深い内容のやりとりができるのかと、軽い感動すら覚えました。対話をするためには、「舞台装置」が大切なんですね。

不定期で続けていきます
みなさんそれぞれに、「いや~、すごく楽しいです!来てよかったです!」「こちらがお尋ねしたことについて、懇切丁寧に、わかりやすく教えてくださって、本当にありがたいです。関連する書籍をさっと紹介してくださるのがすごいと思いました。」等の感想をお聞かせくださいました。
また、「次はいつやるんですか?」「絶対また来ます!」「大変素晴らしい試みだと思います。ぜひ続けてください。」などと声をかけてくださいました。
時間を捻出するのはなかなか難しいのですが、また折りを見て開催したいと思います。開催は不定期で、事務所サイトでの告知が基本となりますので、ご確認いただければ幸いです。

新潟日報の記者の方が、当日、取材に来てくださいました。記事が掲載されたら追記したいと思います。