憲法カフェ@県職労


法律事務所からのご紹介

5月19日(土)、新潟市で、憲法カフェをしてきました。

オファーをくれたのは、「自治労 新潟県職員労働組合」のみなさん。
当日は「青年女性憲法学習会」が開かれており、その1コマとして、お時間をいただきました。

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開催のきっかけは、青年女性対策部長の伊藤さんが、県外で開かれた「憲法カフェ」に参加して、「新潟でもぜひ開催したい」と思ったことにあったようです。顧問契約をしている法律事務所に「憲法カフェをしたいのですが~」と問い合わせたところ、「それなら上越の田中弁護士がいい」と教えてもらったとのことでした。

優秀な弁護士が多数所属しているその事務所が、わざわざ遠く離れた上越の弁護士を紹介したというのはやや意外な感じもしました。ただ、信頼して紹介してもらえるのはありがたいことですし、紹介された以上はその信頼を裏切らない様にしなければと思いました。

若い世代が各地から集まる

「青年女性憲法学習会」という名前の通り、20代~30代の男女20人くらいが参加してくれました。県内各地の支部から来ているそうで、土曜日の午前中に憲法を学ぶために遠くから参加する若い世代の人がこんなにいるんだということに、驚かされました。

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依頼されたのが、憲法の基本的な部分と憲法9条改正問題についてわかりやすく話して欲しい、ということでしたので、以下の様な流れでお話しました。

  1. はじめに
  2. 憲法についてのおさらい
    ・憲法ってなんだっけ?
    ・憲法改正ってどう考えたらいいの?
  3. 自衛隊を憲法に書き込むという提案
    ・いままでのと何が違うの?
    ・どうして方針を変えたの?
    ・「現状は何も変わらない」ってほんと?
  4. どうしたらいいの?

この日の前日に、新潟県弁護士会の総会で憲法9条改正問題について決議をしたのですが、その案文や説明用資料を作る作業を通じて頭の中が整理されたのか、パワーポイントにとらわれずに自由に話せる様な感覚がありました。参加されたみなさんが、真剣な顔でメモを取り、頷いたり笑ったりしながら聞いてくれたこともあって、とても話しやすかったです。

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メディアとの関わり方 

終了後の質疑で、「周りの人から、どうしてマスコミがあんなに偏向報道なのか聞かれてうまく答えられなかった。どのように答えたらいいか。」という質問が出されました。

アクションリストを示しながら、概ね以下のような回答をしました。
・最初に自分の価値観で「偏向報道だ」と決めつけてしまうと、その先が深まっていかないのではないか。
・視聴率を無視することはできないなど、メディアにはメディアなりの価値観や論理がある。
・それらにかみ合う形で、何をすべきか、自分にできることは何かなどを考えた方がよい。
・どんなメディアも一様ではなく、内部にはいろいろな考え方がある。
・一視聴者や一読者として、自分の声をメディアに届けていくことが大切で、それは選挙での投票にも似ていると思う。

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後で感想を送ってくれるということでしたので、楽しみに待ちたいと思います。