クリスマス憲法カフェがきっかけ
10月10日(火)、上越市民プラザで憲法カフェをしてきました。
オファーをしてくれたのは、昨年12月のクリスマス憲法カフェ(新潟県弁護士会主催)に参加した方です。子育てサークルのママ友に声をかけてくれ、1~2歳のお子さんを持つお母さん達が11人参加してくれました。
主催者のおもい
最初に、主催された方が、今回どういう思いで憲法カフェを企画したのかということについて、お話されました。
子どもが生まれるまでは政治や社会のことに関心がなかったこと、子どもが生まれてから子どもや孫の世代がどういう社会で生きていくのかについて関心を持つようになったこと、クリスマス憲法カフェに参加して憲法について学んだこと、子ども達の将来を考えて危機感を持ったこと、それをみんなと一緒に考えたいと思ったこと等々、このままこの方がお話した方がいいんじゃないかと思うくらい、気持ちのこもったとてもいいお話でした。
スタンダードな憲法カフェ
憲法カフェは、まだまだ手のかかる小さいお子さんを育てているママをメインターゲットにしています(もちろんそれ以外の方が対象外という訳ではありません)。このため、今回の様に、全員が1~2歳のお子さんを持つママというのは、ある意味でもっともスタンダードな憲法カフェだといえます。
また、主催者さん以外は、みなさん憲法カフェ初参加の方々でした。繰り返しお声がけいただけるのももちろんありがたいですし、とってもうれしいのですが、広げていくという意味では、初参加の方が多い方がよい訳ですので、その意味でも望ましい形の企画になりました。
内容もスタンダードに
お話する内容も、以下の様に、スタンダードなものにしました。
1 憲法って何だっけ?
・何のためにつくられたのか
・私たちの生活とどう関わっているか
2 憲法を変えるということ
・憲法改正の手続
・憲法改正の内容をどう考えるか
・提案されている4項目をどう見るか
参加された方がみなさんお子さん連れだったので、会場には大人とほぼ同数の1~2歳の子ども達がいました。当然のことながら、途中でぐずったり、寝てしまったりする子もいましたが、積極的に参加してくれる子もいました。
私 「日本国憲法の三原則って言えますか?」
Aさん「基本的人権の尊重?」
私 「お~、そうですね。すばらしい!ほかには?」
Bさん「国民主権・・・」
私 「はい、きました!あと1つはなんでしたっけ?」
子ども「グミが食べたい。」
私 「そうです!グミが食べたい!!・・・は、違いますね~笑」
感想や質問も充実
終わった後にお一人ずつ感想などをお話いただきました。
日々子育てに追われてニュースなどを追えていないのでまとまった話が聞けてよかった、憲法や安保法制などニュースで目にするけれど難しいのでチャンネルを変えてしまっていたが関心を持たなければと思った、学校で教えられる内容には限界があるので親から子どもに伝えていく必要があると思った、難しくて思考停止してしまっていたが考えるきっかけをもらえたなどの感想のほかに、
自分にできることは何があるのか考えさせられた、アメリカの強い関与のもとで作られた憲法を私たちが不断の努力で守らなければならないのか疑問に感じる、軍事力を持たずに平和を造れるというのは現実的なのか等々、実質的に質問にわたるものも出されました。
これを受けて、アクションリストについて、いわゆる「おしつけ憲法論」について、テロと軍隊について、日本がとってきた安全保障政策についてなど、限られた時間にぎゅぎゅっと内容を詰め込んでお話しました。
ランチをしながら懇談
その後は、近くのお店からテイクアウトしたお弁当を食べながら懇談。
憲法の話や、選挙の話も出ましたが、子育てや夫婦関係についてなど幅広い話で盛り上がりました。みなさん一番大きく頷いていたのは、「夫婦のすれ違いあるある」について話していたときで、憲法カフェでもこのくらい頷いてもらえるような話がしたいな~と思いました笑。