いじめ予防授業@妙高高原小学校


合併間もない新しい学校で

6月26日(水)、妙高高原小学校におじゃまして、5~6年生(約40人)向けに、いじめ予防授業をしてきました。

妙高高原小学校は、昨年の4月に、妙高高原南小学校と妙高高原北小学校が統合されてできた新しい学校です。統合前の妙高高原北小学校には4年前に、妙高高原南小学校には3年前に、それぞれいじめ予防授業でおじゃましています。

事前検討用のワークシート

これまでと同様に、事前準備として授業の前に、真下真理子弁護士著『弁護士秘伝!教師もできるいじめ予防授業』(教育開発研究所)で紹介されている事例をもとに作ったワークシートを送り、子ども達に検討をしてもらいました。

学校では、授業当日の午前中に、ワークシートを使って事例を検討する時間を作って下さったようです。

予定調和に流れないように

授業では、いつものようにこちらから問いかけをして、挙手したり発言したりしてもらいながら進めました。どの子もしっかり自分の言葉で思いや考えを話してくれたので、とてもやりやすかったです。中には、「そもそもBさんは〇〇ということも考慮すべきだし、Cさん達も△△したりもできた訳だから、~~なのではないかと思います。また、Aさんは、ロロなので、・・・」という感じで、大人顔負けの言葉遣いで立派な発言してくれる子もいて、驚きました。

いじめ予防授業は、とかく予定調和な方向に流れてしまいがちなので、そうなってしまわないように問いかけ方やメッセージの伝え方を自分なりに工夫しています。そういう場面になると、授業を見学に来ていた先生方が一斉にメモをとっていらっしゃいました。

また、授業の最後に、「他の人との関わり方~お互いを尊重するとはどういうことか~」についてお話しました。要するに人権についてのお話ですが、子ども達は真剣な表情で時折頷きながら、先生方はメモを取りながら、聞いてくれていました。外部講師が授業をする意味は、普段の授業では聞けない話が聞ける点にあると思うので、今後もそういう要素を盛り込んでいきたいと思います。