豪雪地帯
12月21日(火)、妙高高原南小学校の4~6年生(32人)向けに、いじめ予防授業をしてきました。長野県境にほど近い、豪雪地帯にある学校なので、無事にたどり着けるか心配でしたが、当日は幸いこれ以上ないほどの好天に恵まれました。
授業の様子
子ども達はみんなとても積極的に授業に参加してくれました。こちらが問いかけると必ず何人かが手を挙げてくれ、指名するとしっかり自分なりの考えを話してくれます。次々に手があがって、こちらが圧倒されるような感覚になったりもしました笑。
私が話しているときにも、頷いたり、悩ましげな表情になったりといろいろな反応があって、自分なりによく考えながら話を聞いてくれていることが伝わってきました。
予定の授業時間を少しオーバーしてしまったのですが、おそらくこれまでで一番多く発言してもらえたこともあり、私の方の満足度はとても高かったです。
校長先生との懇談
校長先生も授業の最初から最後までご参加くださいました。今年6月に校長会にお邪魔したときにもお会いしていたこともあってか、とても気さくにご対応下さったので、あまり緊張せずに済みました。
授業のあと、校長室で懇談しました。「校長会のときの講演も素晴らしかったですけど、大人向けだけじゃなくて、子ども向けにもすごくわかりやすくお話されていて、感心しました。」「法律というバックボーンがあるからなのでしょうけれども、やはりお話の内容が深くて、私も聞いていて理解が深まりましたし、新しい発見もありました。」等と感想をお話くださり、校長先生の謙虚で真摯な姿勢に感銘を受けました。
また、「スクールロイヤーとしてではなく、直接授業をお願いすることも可能でしょうか。」とのお尋ねがあったので、新潟県弁護士会の弁護士学校派遣制度についてご説明しました。「今回のような授業以外にも授業をしていらっしゃるのですか?」「これまでにどんな授業をされましたか?」などの突っ込んだ質問もあったので、また何か機会をいただけるかも知れません。
報道
『上越タイムス』の2021年12月24日付に記事が掲載されました。授業の要点がとてもコンパクトにまとめられています。ありがとうございます!
参考書籍
今回の授業でも、真下真理子弁護士著『弁護士秘伝!教師もできるいじめ予防授業』(教育開発研究所)で紹介されている事例をもとに検討しました。いじめの授業をするうえで必要なエッセンスがぎゅぎゅっと詰まった良書です。弁護士にも教員の方にもオススメです。