学校の中心にある図書スペースで
11月15日、新井小学校で、教員向けのいじめ対応研修で講師をしてきました。
新井小学校では、2年前に4~6年生向けのいじめ予防授業をしていますが、そのときは妙高市文化ホールの大ホールが会場だったので、学校におじゃまするのは初めてでした。
玄関を入ると正面に吹き抜けのオープンスペースがあり、そこに本棚と閲覧用の机や椅子が並べられています。各教室も図書スペース側に開かれたつくりになっていて、「図書スペースが学校の中心にある」感じです。子ども達が毎日必ず通る位置にオープンな図書スペースを配置して、自然な形で本に触れられるようにしてあるのは、よく考えられた設計だと感じました。今回の研修も、この図書スペースで実施しました。
グループ討論と要点の解説
今回も、これまでと同様に、事前検討をお願いしていた設例について、グループ討議をしていただき、発表を経て、私からポイントを解説するスタイルで実施しました。
参加された先生は約40人ということで、これまでで一番多かったのですが、吹き抜けの快適なスペースであったせいか、あまり人数の多さを感じませんでした。どのグループも細かい事情をきちんと拾い上げて、緻密な検討をして下さっていて、感心しました。
その後のポイント解説は、講師をするのが久しぶりだったこともあり始まる前は緊張気味だったのですが、先生方が全体として話しやすい雰囲気をつくってくださっていたこともあり、滞りなく終えることができました。
来年度以降は子ども達向けの授業を
昨年度から今年度にかけて市内の小中学校の先生方向けの研修をしてきましたが、今回の研修で一区切り。
来年度からは、また子ども達向けにいじめ予防の授業を実施していくことになりそうです。この間新たに学んだり感じたりしたことを反映させて、内容をバージョンアップさせられたらと考えています。