上越市男女共同参画推進センターの出前講座
10月28日(水)、上越教育大学の教職員と学生(約200人)向けの研修講座で、「ハラスメント防止」についてお話してきました。
上教大では、昨年の7月にも同様の講座の講師を担当しており、今回はそれに引き続く2回目の研修ということになります。前回同様、上越市の男女共同参画推進センターの出前講座を利用したお申し込みです。
裁判例について詳しく
今回は事前に、「マタニティハラスメントについても触れて欲しい」、「アカデミックハラスメントの裁判例について結果も含めて詳しくお話して欲しい」というご要望をいただいていました。
講演依頼の時点でこういう具体的な要望をいただけると、準備がしやすくてよいですね。事前に質問事項をいただくこともありますが、そのような形で問題意識が明確に把握できると、無用なすれ違いが生じなくてよいなと思います。
全体の構成は、こんな感じ。
第2がメインテーマです。類型ごとに裁判例を紹介しながら、その評価や注意点をコメントする形にしました。
まじめな研修に
前回は果敢なノリ突っ込みをするなど、双方向でのやりとりを交えながら進めたのですが、今回は裁判例の紹介がメインだったことと、内容のボリュームが結構あったことから、こちらから一方的にお話する形となりました。
双方向のやりとりがないとどうしても単調になってしまうので、聞いている方の満足度は前回と比べて低くなってしまったかもしれないと思っていました。ただ、後日送っていただいたアンケート結果を見たところ、「豊富な具体例に基づく明快な説明でわかりやすかった」という感想が多く、概ね好評だったようでほっとしました。
終了後
終了後、昨年のブログにも書いた中学時代の恩師が「丁寧な説明でわかりやすかったよ。学生時代に法学部で講義を受けたときのことを思い出したよ。」と優しい声をかけてくださり、ありがたかったです。ほかにもいろいろとご縁のある先生方が声をかけてくださいました。地元の大学の先生方と徐々につながりができてきていることを実感することができました。
その後、応接室でお茶をいただきながら懇談しました。新型コロナの影響で、大学や小中学校もいろいろご苦労されていることがわかりました。
今後も
準備をするなかでアカデミックハラスメントの裁判例をたくさん読み込み、いろいろな学びや発見がありました。講演依頼がなければおそらくしていないことだと思いますので、今後もできる限り依頼をお引き受けするようにしたいと思います。