薬害についての特別授業
3月13日(月)、上越市立城北中学校の1年生(131人)を対象に、薬害教育の特別授業をしてきました。
私の中学生時代の恩師が校長をしていらっしゃることもあって、無理なお願いを聞き入れていただいた格好です(笑)。
授業の流れ
授業では、いつものように、以下の様な順序でお話しました。
ただ今回は、事前に学校から「人権教育の一環として、薬害被害者に対する差別・偏見の問題を取り上げたい」という要望を頂いていたので、そこに重点をおいてお話しました。
被害者の女性は、出産のために入院した病院での差別体験などについてお話されました。
入院中なるべく部屋から出ないように言われたこと、入浴やシャワーの使用を禁止されたこと、生まれたばかりの赤ちゃんが他の赤ちゃんとは離しておかれていたことなど、医学的な根拠に基づかない不当な扱いを受けていたという話に、生徒のみなさんは真剣な表情で聞き入っていました。
私からは、過去の薬害事件でも被害者の多くが不当な差別を受けていたこと、差別に加担しないためにも正しい知識を身につけることが必要であることなどをお話しました。
地元テレビ局の報道
城北中学校のホームページに生徒さんの感想などが載っていたので、リンクをはっておきます。
地元のテレビ局(JCV上越ケーブルビジョン)が、当日夜のニュース「ニュースLiNK」で取り上げてくれました。
薬害教育のオファーをお待ちしています
私たち薬害肝炎原告団・弁護団では、薬害事件の悲劇を繰り返さないために、薬害教育に取り組んでいます。
全校生向け、学年単位、クラス単位など、どのような形式でも対応可能です。
興味をお持ちの学校関係者がいらっしゃいましたら、下記宛てにお気軽にお問い合わせください。
【新潟県内の方】
当事務所宛
TEL 025-522-5781 FAX 025-522-5782
上越地域では、昨年度の実施校は1校だけでしたが、今年度は3校に増えました。
来年度は、県内全域を対象にして、実施校をさらに増やしたいと思っています。
【県外の方】
薬害肝炎東京弁護団(福地・野田法律事務所)宛
TEL 03-5698-8592 FAX 03-5698-7512