１ 学校へ行こう委員会の取り組み
７月１３日、新潟高校の２年生（文系）を対象にした、憲法の特別授業をしてきました。
この授業は、新潟高校から、県弁護士会の「学校へ行こう委員会」宛に
お申込みいただいたことがきっかけで実現しました。
生徒さん達は、以下の６つのテーマから、興味があるものを選んで参加する形式。
「刑事弁護について」、「法学部出身者が企業で果たす役割について」、
「国際弁護士」、「一人暮らしの法律知識」、「弁護士の仕事」、「憲法入門」
授業を担当したのはいずれも弁護士で、
私はこのなかの「憲法入門」を担当したという訳です。
なお、理系クラスの２年生は、
同校ＯＢのお医者さん達が担当する特別授業を受けたようです。
２ 授業の内容
授業では、どこでも好評な「憲法条文クリアファイル」（日弁連作成）を配布し、
○×クイズを交えながら、以下の様なお話をしました。
- 憲法ってなんだっけ？
・憲法をつくる目的
・立憲主義、立憲民主主義 - 憲法を変える？
・憲法改正の手続
・憲法を変える？変えない？どう変える？ - 憲法はもう変わっている？
・安保法制の内容と手続
・私たちに求められる不断の努力
生徒さん達は、７限目だったにも関わらず、眠そうな様子もみせず、
みんな熱心に授業に参加してくれました。
自分の高校時代には考えられなかったことです（笑）。
また、こちらが「伝えたいな～」と思っているポイントで、
全員が一斉にメモをする様子を見て、理解力の高さを感じました。
３ オススメの本
憲法の入門書として、オススメの本を１０冊以上持参したのですが、
授業時間内で触れられず、「どうしようかな～」と思っていたら、
生徒さんの方から「その本見せてもらってもいいですか？」と声をかけてくれました。
『子どもにつたえる日本国憲法』、『やさしいことばで日本国憲法』、『日本国憲法を口語訳してみたら』などが人気を集めていましたが、あすわか弁護士が書いた『憲法カフェへようこそ』、『檻の中のライオン』、『だけじゃない憲法』の３冊も、絶賛オススメしておきました（笑）。