１　トークイベントに出ました

女性３人によるトークイベント

５月１７日（火）に，新潟ユニゾンプラザで，新潟県弁護士会主催のイベント「素敵な大人女子のための学んでつながるトークイベント～むずかしくない憲法，政治のハナシ」が開催されました。

私は，このイベントの企画，準備から携わり，当日は，安保法に反対するママの会＠新潟の磯貝潤子さん，黒沼有紗弁護士と一緒に，トークを担当させていただきました。

自分たちの目線，自分たちの感性で，憲法や政治について話す

憲法や政治の話は，「大切なこと」と頭では分かっていても，どこか堅苦しかったり，難しかったりして，自分たちにはあまり関係のないことのように感じてしまいがちです。その理由の一つに，これまで，こういった話が，「男性目線，男性言葉」で語られることが多かったということがあるのではないかと思います。

「自分たちの目線，自分たちの感性で，憲法や政治の問題を話す」ことによって，こうした問題をより身近に感じられるように，さらには「話していて楽しい話題」にできるようにしたい，という思いで，この企画をスタートさせました。

２　トークイベントと、終了後のシェア会

「感性にひびく」トークを目指して

当日は，それぞれの自己紹介をした後，①安保法制について，②立憲主義について，③緊急事態条項について，④憲法改正の手続について、という順番で，トークを進めました。

それぞれのテーマについて，普段身近で接している女性の友人や知人を頭に思い浮かべて，「こんな風に思っているんじゃないかな。」とか，「実際こんな風に言われたことがある。」ということを質問形式で取り上げて、３人でそれに答える，というスタイルをとりました。

回答する際には，できるだけシンプルに，わかりやすく，を心がけました。

それに加えて，「頭」だけではなく、「感性」にまで響くように，「知っていたこと」でも，それがただの知識ではなく，「腑に落ちる」ところまで理解できるように，ということを考えながらお話ししました。

「シェア会」、「パンビュッフェ」、「保育つき」

この企画のもう一つのポイントは，企画後に「シェア会」と「パンビュッフェ（有料）」を設けたことです。

シェア会というのは，参加者同士が，企画の感想を交流したり，つながったりできる交流会のことです。一方的に話を聞いておしまいでは，せっかく同じテーマに関心を持って集まった方たち同士が，それきりになってします。
また、話を聞いて自分なりに感じたことがあっても，家に帰ってしまってからでは，話せる相手は意外といないものです。「モヤモヤを抱えたまま帰ってもらいたくない」という思いがあり，どうしてもシェア会をつけたかったのです。

パンビュッフェについては，新潟市内の有名ベーカリー２店に事前に予約注文しておき，シェア会の直前に，焼きたてのパンを取りに行くというように、準備段階から徹底してこだわりました。
おかげさまで，ものすごく美味しいパンと，コーヒーをいただきながら，色々な方と交流することができました。

そしてもう一つ，個人的にとても意義を感じているのは，「保育つき」の企画にした，ということです。育児中の母親にとっては，「保育サービスの有無」イコール「参加資格の有無」です。これをきっかけに，弁護士会主催の企画に保育サービスが広がることを願っています。

３　感想、報道

参加された方の感想

参加者の方からは、
「女性の言葉で語られると，共感しやすい」
「例え話などが身近で，自分のことに置き換えて考えることができた」
「女性３人が話しているというだけで，憲法や政治の印象がスッと変わる」
などなど，嬉しい感想をたくさんいただきました。

また，「立憲主義を馬車に例えると・・・」という私のお話を，「わかりやすい」と言って下さった方がたくさんいらっしゃいました。どう説明したらわかりやすくなるか、自分なりに工夫したポイントだったので，とても嬉しかったです。

報道紹介

当日は，新潟日報，朝日新聞，ＵＸテレビが取材に来てくださいました。新潟日報，朝日新聞からは，「素敵な大人女子」の記者さんが３人も来てくださり、取材もとても和やかな雰囲気でした。

ＵＸテレビでは，当日の夕方６時１５分から，報道してくださいました。

　　

朝日新聞は，１８日付の朝刊で記事を掲載してくださいました。

 ＊６月８日付追記

新潟日報が６月８日付朝刊で、他のイベントとあわせて記事にしてくださいました。

４　おわりに

支えてくれた「素敵な大人男子」たち

子育てしながらの企画，準備はとても大変でしたが，当日は，とても楽しく，あっという間に時間が過ぎていきました。

パンの買い出しに行ってくださった大ベテランの先生方，企画・会場設営・司会など準備・運営を担ってくださった先生方，私たちの感性を信頼してわがままな企画を承認してくださった先生方など，「素敵な大人男子」の方々のサポートがなければこのイベントは成立しませんでした。

あらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。

最後の最後まで、、、

「トークイベントは，長机じゃダメ！小さいテーブルを囲まないと！」という私のこだわりから，ステージ上には，持ち込んだ私物の小さなテーブルをセッティングしました。

わざわざこのイベントのために購入したのですが，イベント終了後，緊張から解放されて気が抜けすぎた私。車に積み込むのをすっかり忘れて，上越に帰ってきてしまいました・・・・。（※他の先生が後で持ち帰って下さったようです。ゴメンナサイ。）。

田中篤子