柏崎刈羽9条の会・新春の集い


1 憲法をめぐる問題

もう1ヶ月も前のことですが、1月18日、「柏崎刈羽9条の会」の『新春の集い』に招かれ、「2015年の憲法をめぐる問題」というテーマで、30分ほど時間をいただき、お話ししてきました。

柏崎日報の記事(2015年1月19日)で、とても要領よくまとめてくださっていましたので
記事を貼り付けます。また、参考までに当日配布したレジュメも貼り付けておきます。

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2 メディアに声を届ける

私が特に強調したかったのは、メディアに対する働きかけの重要性です。

(1)2極化する新聞

憲法問題に関する在京紙の論調は二極化しています。

憲法改正などに賛成の立場が読売・日経・産経で、反対の立場が朝日・毎日・東京です。

発行部数で比較すると、
読売(930万)+日経(275万)+産経(160万)=1365万に対し、
朝日(710万)+毎日(330万)+東京(50万)=1090万となっています。
おそらくこの構図は今後も大きく変わることはないでしょう。

そこで重要になってくるのが、発行部数の合計が1500万部以上にのぼる地方紙・ブロック紙です。地方紙は、現時点では憲法改正などに対して批判的なスタンスをとるところが多いですが、これがぶれないように市民の声を届けてしっかり支えていくことがとても大切だと思います。

(2)報道番組

「報道ステーション」や「ニュース23」では、キャスターやコメンテーターが、民意を無視して暴走する政権に対し批判的なコメントをすることがあります。
ジャーナリストの基本的な役割は権力の監視にありますし、民意を無視することに対して民主主義の観点から批判するのは当然のことですが、ネット上ではバッシングの嵐が吹き荒れたりすることもあります。

古舘キャスターは、番組に寄せられた感想などにはすべて目を通すと言っています。
批判的・攻撃的なコメントばかりが続けばやりきれない気持ちになったり、自信を失ったりしてしまうのではないかと思います。

辺野古の新基地建設のために貴重な珊瑚が破壊されていることや、福島第一原発事故の被災者がおかれている深刻な状況など、他局では取り上げられない、貴重な報道がなされた場合には、簡単でもよいのでぜひ感想を届けましょう。

報道ステーション・「ご意見・ご感想」
ニュース23・「情報提供・ご意見」