1 母子の会話
妻と長男が話をしていました。
妻「なんかフクイがやばいんだよね~」
私(確かに。福井は「原発銀座」なんて言われるくらい原発が多いもんねぇ。米軍や自衛隊は「敵国」が若狭湾から上陸してくることを想定しているらしいし、そうなったら原発×戦争のリスクが顕在化しちゃう訳だから、ほんとにやばいよねぇ。
でもその話、子どもには難しすぎるんじゃないかなぁ)
長男「え?なに?どういうこと?」
私(やっぱり。そんなことわかるわけないよねぇ。)
妻「えーとね。ダイエットしなきゃいけないってこと」
私(え!?)
長男「ダイエットって、やせるってこと?」
妻「そうそう。ほんとは6キロくらいやせたいんだけどいきなりは無理だよねぇ。とりあえず2キロが目標かな。」
私(???)
長男「がんばればできると思うからやってみたら。」
妻「そうかぁ。できるかなぁ。」
長男「少しずつがんばって、1キロずつ減らしていけばいいんじゃない?」
妻「う~ん。やってみるかぁ。」
長男「(目標を)紙に書いて張ればいいんだよ」
妻「そうだね。やってみるよ!」
2 フクイはやばいのか
そうです。みなさんもうおわかりかと思いますが、妻がやばいと言っていたのは福井ではなく腹囲の方でした。市の健康診断で計測して危機感を抱いたようです。
でも、原発×戦争のリスクはほんとにやばいと思いますよ。
気になる方は、元防衛官僚の柳澤協二さんのインタビューをご覧ください。
原発再稼働と集団的自衛権の行使容認を同時にすすめる現政権が、まったく現実を見ていないことがよくわかります。
それと、確かに福井県には原発が集中的に立地していますが、単一サイトでは柏崎刈羽原発の方が規模が大きくて、世界最大級とされています。地震などで1つの原子炉がだめになった場合、周辺の放射線量が高くなって他の原子炉まで管理できなくなってしまうリスクがあります。
日本は原子炉の集中度合いが際立って高く、その意味からも「世界一安全」とはとても言えないのです。
なお、冒頭の写真は、この会話の翌日に妻が食べたミニシロノワールです。
「ミニだから大丈夫」「おいしいと思って食べると太らない」という言葉が正しいのかどうかについて判断する能力を私は持ち合わせていませんが、きっと妻の腹囲は、福井ほどにはやばくないのでしょう。