書評・『緊急事態条項の何が問題か』(関西学院大学災害復興制度研究所編、岩波書店)


大人になっても!?

しんぶん赤旗、学術・文化部の記者さんからお電話があり、『緊急事態条項の何が問題か』(岩波書店)について、書評を書いてもらえないかとの依頼をいただきました。

あすわか弁護士の共著である『憲法カフェへようこそ』を読んでくださったようで、私がこの本の「緊急事態条項カフェ」の章を執筆しているのを見て、書評を依頼しようと考えたとのことでした。
いろいろ立て込んでいるのですが、折角の機会なので、お引き受けすることにしました。

折しも夏休みということで、長男は読書感想文の宿題に奮闘中。

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「パパも読書感想文を書かなきゃいけなくなっちゃった~」と言うと、「おとなになっても感想文書かないといけないんだね。」と、不思議そうな顔をしていました。

必読の書

しんぶん赤旗の8月21日付朝刊に、書評が掲載されましたので、貼り付けます。

字数制限があるため「書評」中に盛り込むことはできませんでしたが、憲法学者さんによる緻密な検討は、大変勉強になりました。アカデミックな空気にどっぷり浸かったのは久しぶりな気がします(笑)。
また、本書の冒頭部分に入っている「解説」は、各論文のポイントが要領よくまとめられているので、読み解き、理解を深める際の導きの糸になると思います。

衆議院でも、参議院でも、「改憲勢力」が3分の2以上を占めている現在、同じく岩波書店から出されている『改憲の何が問題か』とあわせて、必読の書だと思います。

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