(たぶん)今年最後の憲法カフェ


1 憲法カフェ第15弾は長岡で

12月16日、長岡市まで遠征して憲法カフェをしてきました。
会場が雪の中にあるという感じで、辿り着くまでがなかなか大変でした。

憲法カフェ 長岡2

お招きくださったのは、新潟県教育労働研究会のみなさんです。
みなさんが現役の教職員だった時代に立ち上げた教育研究サークルが、退職後も存続して、今でも毎年夏と冬の2回、研究集会を開催していらっしゃるとか。
今回は、冬の研究集会の一部に憲法カフェを位置づけていただけたということになります。

参加されたのは15人くらい。
4つのチームに分かれてクイズに答えてもらいました。回答する前にチーム内での話し合いをしてもらうわけですが、そこでのやりとりがハイレベルでさすがという感じでした。

2 終了後の交流会で

終了後、40分くらい質問や意見をだしてもらって交流しました。
選挙直後だったこともあり、今後の政治情勢の見通しなどについても議論されましたが、個人的に面白かったのは、若い世代にどう広げるかということをめぐるやりとりです。

秘密保護法反対の集会を「怒りの集会」というタイトルにしたら、参加した若い世代の人からダメ出しがあったらしく「先生のように若い世代の人はやっぱりそういう感覚なんですか?」と質問されました。

「私もそこまで若くないんですが」と言いながら、概ね以下のようなことを答えました。

  • 断定的な表現や抗議調の表現を用いると敬遠される傾向がある
  • かっこいいとか、かわいいとか、楽しそうとか、あまり本質的ではない部分にも配慮しないと、そもそも「視野に入らない」という部分もある。
  • 世代によって感覚が違うのはある意味当然で、世代が違う人からの呼びかけには感覚の違いを感じてしまうのはお互い様なのではないか。
  • 逆に言えば同世代の人の訴えは心に響く。若い世代に伝えていくというのは世代を超えた課題なので、若い世代の人の声に耳を傾けながら一緒に取り組んでいけるとよい。

憲法カフェ 長岡1

家に帰って妻にそのことを伝えたところ、「いい商品でもパッケージが悪いと売れないのと同じで、いいこと言っていても伝え方を工夫しないと伝わらないんだよね」と言っていて、「なるほど、確かに」と感心しました。

3 お問い合わせ・お申し込みはこちらへ

憲法カフェはお申し込みをいただいた後、日程を調整したうえで開催していますので、お気軽にお問い合わせください。

上越中央法律事務所

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